人間に危険を及ぼす寄生虫4種類!寄生虫の感染経路と症状・治療法

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人間に危険を及ぼす寄生虫4種類!寄生虫の感染経路と症状・治療法

寄生虫のことを微々たる問題だと見るのは危険なことです。

なぜなら、寄生虫にはいろいろな種類があり、中には人間に多大な害悪をもたらすものもあるからです。

したがって寄生虫はどんな種類があるのか、人間にどんな影響を及ぼすのかについて知っておく必要があります。

今回は寄生虫のいくつかの種類について、その特徴をご紹介します。

 

1.寄生虫「エキノコックス」の特徴と人間への危険性

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エキノコックスは寄生虫の世界では比較的よく知られ、これに感染するとエキノコックス症を招きます。

エキノコックス症は、エキノコックス属条虫の包虫に起因する疾患ですが、体の各部に諸症状を引き起こし、脳、腎臓、肺臓などで幼虫を成長させてしまうので注意が必要です。

感染経路は虫卵の経口摂取で、成虫に感染した犬やキツネの糞便を通じて感染しますが、エキノコックスに感染した豚を食べても問題はありません。

ただし、臓器を圧迫して破裂させることがあり、嚢胞がどんどん増大して肝腫大を認めるようになると、重症にいたるので注意しなければなりません。

治療法としては外科的切除が効果的ですが、感染源となる犬やキツネに接触しないようにして、予防することも大切です。

 

2.寄生虫「フィラリア線虫」の感染経路と人間への危険性

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こちらも比較的その名前がよく知られていますが、熱帯地域でよく見られるのがフィラリア線虫です。

サハラ以南のアフリカ南部でも顕著ですが、ブヨが人間を刺すことによって感染が始まります。

ブヨからさされることによってフィラリア線虫が皮膚から感染、それによって人に寄生するようになります。

症状の中で目立ったものは「かゆみ」ですが、これがもっとも顕著な症状といえます。

感染したことは症状以外でも、成虫がいることを示す小結節が皮膚の下で感知できることからも分かります。

治療は、イベルメクチンの経口投与を症状が消えるまで継続していくことです。

もし治療をしなければ、角膜に甚大な損害を受けて失明することもあります。それだけでなく、網膜、瞳孔、虹彩など、周囲の組織も影響を受けることになります。

 

3.寄生虫「トリパノソーマ」の特徴と人間への危険性

人間に危険を及ぼす寄生虫4種類!寄生虫の感染経路と症状・治療法

おたまじゃくしのような形をしているトリパノソーマという寄生虫です。

こちらはツェツェバエに刺されることで感染する虫ですが、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国を主な流行地域としています。

日本ではあまり見かけない寄生虫ですが、感染するとどうなるか知っておきましょう。

トリパノソーマの特徴は、感染後数カ月は無症状で、その後で症状が出てくることです。

例えば、リンパ節、脾臓、肝臓が腫れるようになったり、関節痛、頭痛、高熱も生じさせます。

治療は、1~2日の間隔をおきながらあ「アンチモン」を3週間にわたって注射していきます。

こちらもやはり、治療の前に予防することがポイントになる寄生虫です。

 

4.寄生虫を媒介する「ツェツェバエ」の特性と人間への危険性

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ツェツェバエは吸血性のハエの一種ですが、こちらも人間に大きな害を及ぼす油断のならない寄生虫です。

前項に挙げた寄生虫トリパノソーマを媒介する危険はハエとして知られています。

ツェツェバエは、一度の吸血でなんと40~150mgを摂取するといわれ、血液を栄養源としているのが特徴です。

感染すれば、眠気がとれないアフリカ睡眠病に陥ったり、食欲不振になったり、頭痛や発熱をもよおすこともあります。

症状の現れ方には二段階があり、このうち注意しなければならないのは第二段階でです。

症状が第二段階に及ぶと命に関わる危険性もあり、神経や精神症状の発症、睡眠障害、けいれん、精神錯乱、協調運動不全を発症することもあります。

これらは全て、寄生虫が人間の中枢神経系に侵入したことによって引き起こされますが、大変重篤な症状が多くなり、死に至る危険もあります。

治療法としては、エフロルニチンとニフルチモックスの使用が有効といわれていますが、ワクチンはまだ存在していません。

効果的な予防法は、渡航中などはハエに刺されないよう注意することです。

 

まとめ

世の中には様々な寄生虫がいますが、日本をはじめとした先進国ではあまり気にしている人がいないかもしれませんね。

しかし、ニュースなどでは寄生虫や細菌がもたらす命を脅かすほどの危険性が取りだたされ、私たちを震撼させる事件が時々あります。

寄生虫は種類によっては非常に危険です。

一体どのようなルートで感染するのかを知っておいたほうがいいかもしれません。

特に食べ物から感染するおそれがある寄生虫については注意する必要があるでしょう。

また、外国にしかいない寄生虫や危険なハエについては、「日本にはいないから大丈夫。」と安心せず、出国することが多い方ほど渡航中に潜む危険に気を付けましょう。

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