虫に刺されたとき、厄介なのは赤い腫れが出てしまうことです。特に女性は、目立つところに赤い腫れができると美容ポイントを低下させてしまうので、なんとしても避けたいと思うことでしょう。
では、虫刺されで赤い腫れが出ないようにするためにどうすればいいのでしょうか?
赤い腫れの原因と対処法について、虫の種類ごとに学んでおきましょう。
1.虫刺されの赤い腫れ「アリ」に噛まれたときの症状
まずアリの場合ですが、アリは普段は人間を噛むことはありませんが、巣を荒らされたり、何らかの身の危険を感じると攻撃してくることがあります。
したがって、アリが忙しく動き回ってる時期に床で寝転がったりしないことが、その予防に繋がります。
また、屋外においては天気のよい日に噛まれる恐れがありますので、芝生などに寝転がることがないようにしなければなりません。
なお、アリの中で特に注意が必要なのは「オオハリアリ」です。
このアリは人を噛むことで知られ、噛まれると痛みが起こると同時に赤く腫れて痒みも生じさせるので、特に注意しておいてください。
2.虫刺されの赤い腫れ「ムカデ」に刺されたときの症状と対処法
ムカデは、本来ならゴキブリを捕食してくれる人間にとっては有難い存在です。しかし屋外では頼もしい存在でも、屋内に入ってこられると布団などに侵入して噛まれる恐れがあります。
室内に侵入させないように工夫することが必要ですが、湿気の多い時期は特に警戒してください。
もし家の中で見つけたら、絶対に素手で対処せず、新聞紙や雑誌を丸めて叩いたり、熱湯をかけたり、タオルなどを使って駆除を行ってください。
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噛まれると患部が赤く腫れて激痛が起こりますので、絶対に素手で触れないように注意してください。
噛まれたとき、赤い腫れがなかなか収まらないときは、すぐに病院を受診してください。
3.虫刺されの赤い腫れ「クモ」に噛まれたときの症状と対処法
もともと日本に生息するクモは人を噛まないといわれていますが、たまに噛むことがあるので注意しなければなりません。
クモに噛まれると鋭い痛みが生じ、患部に赤い腫れができます。
赤い腫れを生じさせるクモは「カバキコマチグモ」です。このカバキコマチグモの特徴は、ススキの葉を使って巣作りを行うということです。
したがって、ススキの多い原っぱの近辺、そして巣作りを行ってる時期には、なるべく近づかないようにしましょう。
草刈などでどうしても近づかなければならないときは、肌の露出が少ない服装をしてください。
春~夏の虫刺されシーズンの予防対策
虫に刺されて赤い腫れを作りたくなければ、あらかじめ予防に努めることも必要です。
例えば、暖かい春など虫刺されシーズンには注意してください。この時期はポカポカ陽気に誘われて屋外のレジャーを楽しみたくなりますが、そのような場でうっかり虫刺されに遭ってしまうことがあります。
虫刺されシーズンは、もちろん虫の活動が活発な時期なので、子供も大人も含めて刺されないよう注意してください。
注意するのは屋外だと思われるかもしれませんが、虫は家の中やその周辺にもたくさんいるので、ここにも警戒しなければなりません。
虫刺されによる赤い腫れの正しい対処法
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虫刺されで赤い腫れができても、軽症なら市販のかゆみ止めだけで収まることもあります。
また、保冷剤を使った患部の冷却を行うなどの応急処置だけで、幸いにも治ってしまうこともあります。
しかしそうした方法でもなかなか腫れが引かないときは病院受診してください。
患部の痛みや腫れについてはまず皮膚科で診てもらい、それ以外のところに症状が出ているなら、内科の受診もおすすめします。
虫刺されの中には重症化するものもあるので、決して油断しないようにしてください。
まとめ
虫刺されによる赤い腫れは本当に厄介で困るものです。
例えば、寝ているあいだに目の周囲を蚊に刺されて、翌朝になって鏡を見ってビックリ!という経験がある方もいることでしょう。
目元は皮膚が薄い場所なだけに腫れも大きく目立ちますし、メイクをどのようにおこなっていいのかも悩みますね。
しかし、今回ご紹介したアリ、ムカデ、クモに刺された場合は蚊以上に腫れが大きく目立ってしまいます。
普段、目にするアリは巣を荒らしたりいじわるをしなければ噛まれることはほとんどないですし、クモなどがいる原っぱに行くときは服装に気を付けるだけでも予防になります。
ムカデは有毒の場合があり、湿気の多い時期は注意が必要です。
もし赤い腫れが治らないときは病院受診をして適切な処置をおこなってくださいね。
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