布団に住み着くダニを退治するためには、効果的な撃退方法を実践しなければなりません。
その方法とは、最初に天日干しを行い、次いで布団乾燥機を使い、最後に掃除機で吸い取るといった流れです。
ではダニ退治の具体的なポイントや注意点がどこにあるのか、一つ一つ見ていくことにしましょう。
ダニの死骸や糞がもたらす影響
ダニ退治の方法を知る前に、一つ基礎知識を学んでおきましょう。
それは、ダニは生きていても死んでいても、どちらも害があるということです。
生きているダニは当然駆逐しなければなりませんが、死んでるダニについても、同じように駆逐しなければならないことも覚えておいてください。
なぜなら、死んでいても、その死骸や糞は空気中を舞って、人間に対してアトピー性皮膚炎やぜんそくなどの病害をもたらすからです。
もっといえば、ダニはただ殺すだけではだめで、殺した死骸をちゃんと始末しなければならないということです。
まずはこの点をしっかり頭に入れておきましょう。
天日干しでダニ退治をするときの注意点
布団に住み着くダニ退治の第一歩は、お日様の下で干すことから始まります。干すのは午前10時~午後3時までの時間帯で、必ず湿度が低い時間帯、そしてよく晴れた日に干さなければなりません。
注意点としては、誤って朝晩に干してしまうことです。これは絶対に避けなければなりません。
なぜなら朝晩は湿気がとても多くて、その湿気が布団に中に取り込まれてしまい逆効果になるからです。
よって、必ず晴れた湿気の少ない時間帯に干すようにしてください。なお、雨上がりに干すのもアウトになります。
なぜダニ退治に「布団乾燥機」が効果的なのか?
布団の天日干しが終わったら、次はいよいよ布団乾燥機の出番となります。ダニは50度の中に20分程度置けば死滅するといわれていますが、布団の表面を60度近くまで暖められる布団乾燥機はダニ退治にとても有効です。
布団乾燥機を作動させると高温の温風が布団に送り込まれるので、この熱により虫を全滅させていくことができます。
乾燥が終わったら表面に死骸がたくさん出てきますが、これは掃除機で吸い取ってしまえば大丈夫です。
最初に天日干しを行い、次に布団乾燥機で一掃、最後に掃除機で後始末する。布団のダニ退治を完了させるこの一連の流れをぜひ覚えておいてください。
ダニ退治におすすめの布団乾燥機の選び方
布団乾燥機はどれを選んでも同じというわけではないので、購入するときは慎重に選ばなければなりません。
製品は最も安いクラスで数千円のものもありますが、安物は性能が劣ったりオプション機能が充実していないなど、デメリットもあることを忘れてはなりません。
高価なものになれば1万円を超えるものもありますが、こちらは高い分、性能がよくてオプション機能も充実しています。
また、対応布団種類で選ぶこともできます。製品によっては、素材ごとに温度設定などができる布団乾燥機もありますが、使用したい素材に対応する機能を備えた製品を選べば、使い勝手がよくなるでしょう。
まとめ
梅雨の時期~夏の終わりはダニの繁殖に要注意ですね。
特にアレルギー体質の方はダニの死骸の除去も忘れてはいけません。
梅雨時期は天日干しができないので、布団乾燥機を利用したり、布団に掃除機をかけるなどしてダニ被害から家族を守りましょう。
ダニ退治に必要なことは・・・
- 布団を天日干しをする場合は、湿度の高い朝夕、雨あがり直後には干さない
- 布団を50度以上の熱で20分以上温める
天日干しだけでは完全にダニ退治をおこなうことは難しいかもしれませんが、布団乾燥機があればある程度の効果が期待できるでしょう。
しかし布団の中心だけに熱を送っても、ダニは隅のほうに逃げしまいますから、布団全体を温める仕様の布団乾燥機がベストです。
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